読書の夏
このサイトは移転しました。
最近時間があるので、本屋をブラブラしながら気になった本を買ってみました。
「予想どおりに不合理」ダン・アリエリー
行動経済学についての本なんだけど、わかりやすい実験をベースに書かれているので行動経済学を学んだことがなくても楽しく読めました。
例えば…
「ある雑誌の定期購読料金。
ウェブ版…59ドル、印刷版…125ドル、印刷版およびウェブ版のセット…125ドル」
あなたはどれを選びますか??
じゃあこれが次の2択だと?
「ウェブ版…59ドル、印刷版およびウェブ版のセット…125ドル」
最初はセットの125ドルを選んだのにこれが2択になるとウェブ版の59ドルを選択すること…それが予想どおりの不合理だそうです 笑
もう一つ
「あなたは今日中に済ませたい用事が2つあるとする。
1つは新しい万年筆を買うこと。事務用品店で25ドルのいい万年筆が売っていて買おうかと思ったが、15分行った先の店でセールをやっている同じものが18ドル買えるようだ。あなたは15分かけて別の店に買いに行きますか?
2つ目の用事は、新しいスーツを買うこと。ある店で455ドルで売っていたが、ほんの15分走った別の店で全く同じものが448ドルで売っている!あなたは15分かけて別の店に行きますか?」
どちらも15分かければ7ドル安いものを買えるのに感じ方が違いますよね。
これは相対的な価値の違いによるものらしいですね。
最後に私が最も印象に残ったのが
ふたつの選択肢
「ある友人は、デジタルカメラを選ぶのに、ほとんどそっくりの2機種のどちらにするかで三か月迷った。友人がようやく一方に決めた時、私は写真を撮る機会を何度ふいにしたか、どちらにするか決めるためにどれだけ貴重な時間を費やしたか、この三か月の間、家族や友人を写したデジタル写真が手に入るならいくら支払うかと尋ねた。カメラの値段以上だと友人は答えた…」
ここで言っているのは”決断しないことによる影響”
自分のこれまでを思い返してみても色々と思い当たる節が…
学生時代にバイト先で同じタイミングで思いを寄せてくれた子が2人いたのに…調子に乗った私は…どちらかに決断しないまま曖昧にしていると…気が付けば2人ともいなかった 笑
だって2人とも可愛かったんだもーん
あぁ不合理だ 笑
この本の続編も買ったので読んだら感想書こうかな。